【マンスリー藤田光里】10年間、素の自分を伝えられて感謝!またいつかどこかで・・・最終回


花束を手に笑顔を見せる藤田光里

花束を手に笑顔を見せる藤田光里

 今季開幕はレギュラーツアーで迎えることになりました。25日のヤマハレディース主催者推薦選考会(静岡)は雨で雨女の私らしいな、と思ってプレーしたら4アンダーの4位で通過できました。28日が初日。今年もたくさん、笑顔を見せられるように頑張ります。

 2月に結婚後もプロ生活は変わらず、腰痛予防から球数を制限しながら練習に励んでいます。三觜喜一コーチ(49)には動画を送り、アドレスの悪癖の修正に取り組んでいます。今月のイベント、ジャパンゴルフフェアに4年連続で参加。応援団の方々が全国から来て下さり、今年もいよいよシーズンが始まるな、と気持ちが高まりましたね。

 読者の皆様にご報告があります。寂しいですが新人だった14年4月から始まったこの月刊連載コラムは、118回目の今月が最後となります。私なんかでいいのかな、と手探りで始まりましたが異例の長期間ご愛読頂き、本当にありがとうございました。個人ブログは発信するのが怖くなり、プロ1年目でやめました。このコラム取材で毎月振り返ることで、良い時も悪い時も気持ちや考えの整理ができ、素の自分をお伝えできていたかなと思います。

 19歳~29歳と人生の一番良い時期でコーチだった父の突然の死、ツアー初優勝、左肘の手術、結婚。ゴルフも、プライベートも本当に色々あった10年間でしたね。雪国・北海道で生まれ育ったゴルファーでもプロでもできるんだぞ、という思いで頑張ってきました。

 北海道版での連載でしたが途中からWEB公開もして頂き、全国の方々から「読んでいるよ」などと反響もあって、うれしかったです。私の北海道愛は変わらないので、これからも応援宜しくお願いします。またいつかどこかで!(女子プロゴルファー)

 ◆藤田 光里(ふじた・ひかり)1994年9月26日、札幌市生まれ。29歳。3歳で父の故・孝幸氏の教えでゴルフを始め、西岡中3年から北海道女子アマチュア5連覇。飛鳥未来高卒。13年にプロテスト合格。14年は賞金ランク38位で初シード入り。15年はフジサンケイレディスで初優勝して同18位。17~23年はシードを逃した。165センチ、56キロ。「AKRacing(エーケーレーシング)」所属。

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