◆欧州男子プロゴルフツアー ヒーロー・インディアンオープン 第3日(30日、インド・DLFG&CC=7416ヤード、パー72)
前日サスペンデッドとなった第2ラウンドの残りが終了。トップタイから出た昨季日本ツアー賞金王の中島啓太(フリー)は1イーグル、8バーディー、3ボギーで連日の65、通算14アンダーで29日のうちにラウンドを終えていたが、単独首位での決勝ラウンド進出が決まった。2位とは2打差。
中島は4番から5連続バーディーを奪うなど独走態勢を築きかけながら、14番から3連続ボギー。17番でバーディーを奪い息を吹き返すと、最終18番パー5をイーグルで締め、右拳を握った。
ホールアウト後のインタビューの様子が欧州ツアーの公式ホームページにアップされた。この日も通訳を介さず、すべて英語でやり取りをした中島は「4番から8番までの5連続バーディーはとても楽しかったし、エキサイティングだった」と笑顔を見せた。
上がり2ホールで3つスコアを伸ばしたことについて質問が及ぶと「17番のバーディーはとても大きかった。それまで3連続ボギーで来ていたから。いいバーディーだったし、イーグルフィニッシュにつながった」と話した。
今季から欧州ツアーに主戦場を移し、過去5戦中、ラスアルハイマ選手権の4位が最高位。今大会でリーダーボードの一番上にいることを「心地よい」と語り、「あと2ラウンド、ベストを尽くしたい」。自然体で欧州初優勝へ歩みを進める。