ジャンボのまな弟子、佐久間朱莉はボギーなしも初Vに1打届かず 「まだまだ実力不足」と涙


18番でバーディーパットを外し悔しがる佐久間朱莉(カメラ・安藤 篤志)

18番でバーディーパットを外し悔しがる佐久間朱莉(カメラ・安藤 篤志)

◆女子プロゴルフツアー 富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 最終日(7日、埼玉・石坂GC=6535ヤード、パー72)

 首位タイから出た佐久間朱莉(しゅり、大東建託)は1イーグル、4バーディー、ボギーなしの66で通算14アンダー。優勝した阿部未悠(ミネベアミツミ)に1打及ばず2位となり、試合後は涙を流した。

 1番で約15メートルを決めるイーグルなど、前半で3つ伸ばし、後続を2打リードして折り返した。後半の13番で7メートル、14番で3メートルの連続バーディーを奪ったが、最終18番は5メートルのバーディーパットが外れ、頂点には届かなかった。

 佐久間は「良いゴルフができたけど、それでも勝てなかったので、まだまだ自分の実力不足。中盤は結構、バーディーパットを打てていたが、あまり手が動かずショート気味だった。そこで1個でも入っていたら、流れは違ったと思うが」と悔しそうに振り返った。

 「今年は勝ちにこだわる」と臨んだ地元・埼玉での一戦で、最終日にボギーなしで回りながら惜敗。「これまで以上に悔しい。後半、3つ取っていこうという目標があったが、1打足りなかった分なのかな」と受け入れた。デットヒートを繰り広げ、勝者となった阿部については「ナイスプレーだと思います」と素直にたたえた。

 初優勝に近づいていることは確か。「今週は勝てると思って臨んでいたので、勝てなくてすごく悔しい。最後の最後まで優勝を意識したパットは打てた。まだ(シーズンは)始まったばかりなので、残り30試合くらいあるので頑張りたい」と必死に前を向いた。

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