◆米男子プロゴルフツアー メジャー初戦 マスターズ 第1日(11日、米ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC=7555ヤード、パー72)
【オーガスタ(米ジョージア州)11日】特別招待選手として初出場の久常涼(SBSホールディングス)は1バーディー、5ボギー、1ダブルボギーの6オーバー、78。第1ラウンドはサスペンデッドとなり、89人中、暫定85位と苦しい出だしになった。
ホールアウト後は一日を振り返り「思った以上に1番のティーショットで緊張した。そこから落ち着いてプレーできたので良かったが、この風といい、難しかった」とコメントした。
1番で第3打を寄せてパー発進した。「良いパーを取れてスタートできたのは良かったけど、難しいホールが続き、そこで耐えられなかったのが今日の反省。難しかった」と話した。強風に苦しみ、「一定に吹かないというか、回っていた。なかなかジャッジがうまくいかなかった」と分析した。
途中、チャンスにつける場面もあったが1バーディーにとどまり「なかなか決めきれない。スピードとラインが合わないと、このグリーンは入らない。うまく流れがつかめなかった」と悔しがった。11番では第2打を池に入れてダブルボギー。「自分のところでは左からのアゲンストを感じていたが、グリーン上は全く吹いていなくて、流れていった。なかなか右にも外せない」と、難コースに不規則な風の条件が重なったようだ。
練習Rでは21年大会覇者の松山英樹からグリーン周りのアプローチ、ラインの取り方について助言を受けて、大会に臨んだ。「その辺(傾斜)も、頭に入れながらプレーはしていたけど、風が一番ジャッジに苦しんだ。傾斜を使おうと思っても、その位置で使えなかったりという場面が多かった。いい経験になった」と振り返り、「明日、その辺を(風の判断などを踏まえて)切り替えて頑張ればいい」と前を向いた。