竹田麗央、41位↗暫定3位に急浮上 地元・熊本でツアー初Vへ「いいプレーが届けられるように」


2番、ティーショットを放つ竹田麗央 (カメラ・豊田 秀一)

2番、ティーショットを放つ竹田麗央 (カメラ・豊田 秀一)

◆女子プロゴルフツアー KKT杯バンテリンレディス 第2日(13日、熊本空港CC=6518ヤード、パー72)

 6打差41位から出た地元・熊本出身の竹田麗央(りお)=ヤマエグループHD=が8バーディー、2ボギーの66をマークし、通算5アンダーの暫定3位に浮上した。自身の持つコース記録まで「1」と迫るビッグスコアで、優勝争いに加わった。

 インスタートのこの日は、13番でバーディー先行とした。16番パー3では9アイアンをコントロール気味に放ち、ピン手前30センチにピタリ。ほかにも1ピン以内につけるショットで、バーディーラッシュとした。「昨日はセカンド(ショット)の距離感が合っていなかった。今日は抑えめに打った」という修正が奏功。例年以上に硬くなったグリーンに対応するべく、「マイナス5ヤード」を意識したという。

 試合後にはジュニアレッスン会に参加。「自分がその頃(ジュニア時代)よりも上手な子がいっぱいいた」と刺激を受けた。自身は小学1年時にこの大会で、ツアー通算12勝の古閑美保から教わった思い出がある。教える立場になり、「『いつも見てるよ』と子供たちが言ってくれた。自覚も生まれた。その子たちに、いいプレーが届けられるように頑張りたい」と好成績へ向けて気を引き締めた。

 コースは熊本国府高時代に週1回は必ず回っていた場所。今週は多くの地元のファンが応援に駆けつけている。「最後の方にアイアン(ショット)が左にいっていた。そこを修正して、明日に挑みたい」と練習場へ向かった。地元でツアー初優勝を挙げるべく、最終日も攻めのプレーで逆転を狙う。

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