松山英樹「残念な結果」も10年連続決勝進出 日没まで一人居残りパター練習


◆米男子プロゴルフツアー メジャー初戦 マスターズ 第2日(12日、米ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC=7555ヤード、パー72)

 【オーガスタ(米ジョージア州)12日=高木恵】第2ラウンド(R)を68位から出た2021年大会覇者の松山英樹(LEXUS)は3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの74で回り、通算6オーバーの50位ぎりぎりで決勝ラウンドに進出した。10年連続12度目となる予選通過で、いずれも自身が持つ日本人の連続最長と最多の予選通過記録を更新した。

 強風が吹き荒れアンダーパーは8人だけだった、この日の第2R。松山は4オーバーで折り返すと、しぶとくパーを重ねた。迎えた最終18番。ドライバーでの第1打は約100ヤード先の左の木に当たり、ほぼ垂直に落下した。300ヤード以上を残した第2打は3ウッドを強振。4オン2パットのダブルボギーを喫し、カットライン圏外に落ちた。

 その後、他の選手がスコアを落とし、週末のプレーが決まった。「カットラインは意識していなかった。見たのは17番くらい。17番で良いパーパットが入ってくれたので、最後もパーで行けたらなと。ピンポジション的にフェアウェーに置ければと思っていたけど、残念な結果になった」と振り返った。

 トップとの差は12打に広がり、3年ぶり2度目の優勝は厳しくなったが、トップ10入りまでは7打差。決勝Rについて「あれば、頑張ります」と話した松山は、すぐに練習グリーンに向かった。日没間近の午後7時40分。誰もいない練習場で一人黙々とボールを転がした。

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