桑木志帆、我慢のプレーで3差3位に浮上 初優勝へ「チャンスが来るのを待ちたい」


9番、アプローチショットを放つ桑木志帆 (カメラ・豊田 秀一)

9番、アプローチショットを放つ桑木志帆 (カメラ・豊田 秀一)

◆女子プロゴルフツアー KKT杯バンテリンレディス 第2日(13日、熊本空港CC=6518ヤード、パー72)

 首位と1打差の4位から出た桑木志帆(大和ハウス工業)が4バーディー、3ボギーの71で回り、通算5アンダーの3位に浮上した。「我慢強く耐える一日になったが、しのいでアンダーで回れたので、悪くはなかった」とうなずいた。

 1番から下り3・5メートルのバーディーパットを沈めた。だが、5番でティーショットを左の林に入れ、第2打はフェアウェーに出すだけとなり、スコアを落とした。その後は7、10とボギーをたたいたが、「周りのスコアを見たら伸びていなかった。そこで自分が気持ちを切らしたらズルズルいくと思った」と切り替えた。

 硬いグリーンにも対応している。「だいぶ余裕を見て、番手を一つ下げている」。コースマネジメントを重視し、スコアメイクしている。首位とは3打差に開いたが、「明日も崩れないように、自分のプレーに集中して、いいショット、パットができるように。苦しい場面でも、耐えてチャンスが来るのを待ちたい」とこの日同様のプレーを心がける。悲願の初優勝へ向け、難コース攻略へ挑む。

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