韓国の賞金女王、21歳イ・イェウォンが2位で決勝へ「守りに徹するのが基本」愛称はパーフェクト・バニー


10番、ティーショット後うさぎの日傘を差して歩くイ・イェウォン(カメラ・今成 良輔)

10番、ティーショット後うさぎの日傘を差して歩くイ・イェウォン(カメラ・今成 良輔)

◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第2日(3日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)

 昨季韓国ツアーで3勝を挙げて賞金女王に輝いた初出場の21歳、イ・イェウォン(韓国)が4バーディー、2ボギーの70で回り、通算5アンダーで2位をキープ。首位と1打差の好位置で決勝ラウンドへと進んだ。

 イは「昨日と同じで、着実にプレーしていこうと思っていた。今日はアイアンショットがうまくいった。メジャーはコース設定が難しいので、守りに徹することが基本だと考えている」とラウンドを振り返った。

 8歳で両親の影響でゴルフを始めた。「運動が好きで、楽しくプレーしていた」。元世界ランク1位の朴仁妃(パク・インビ)に憧れ、平均240ヤード飛ぶドライバーの精度が持ち味だ。先輩選手たちから日本ツアーの良い評判を聞き、今大会への出場を決めた。日本が好きで、冬にはプライベートで訪れたこともあるという。

 7月には5大メジャーのエビアン選手権(フランス)への出場も予定する。決勝ラウンドへ「今の時点で優勝を考えるタイミングではない。毎日が初日だと思って、ひとつずつプレーしていけたら」と地に足をつけて戦うと誓った。韓国ツアーで「パーフェクト・バニー(完璧なうさぎ)」の愛称を持つという若き女王が、日本ツアーデビュー戦で初タイトルを狙う。

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