「勝てなかったら意味がない」佐久間朱莉が涙…また1差2位 17番パットミス悔やむ 次こそ「絶対に初優勝」


18番でバーディーパットを外した佐久間朱莉(カメラ・今西 淳)

18番でバーディーパットを外した佐久間朱莉(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(5日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)

 首位と4打差の3位から出た佐久間朱莉(21)=大東建託=は2バーディー、1ボギーの71と伸ばすも、通算7アンダーで1打届かず、今季2度目の2位に終わった。優勝の李暁松(リ・ヒョソン)がアマチュアのため、優勝賞金2400万円は佐久間が手にした。獲得ポイントは2位の240ポイントが加算された。

 今季2度目の1打差2位に、またも悔し涙が流れた。佐久間は18番でバーディーを狙うも、カップの右縁をなめて敗戦が決まった。スコア提出に向かった際は「悔しい」と本音をこぼしたが、「自分の思ったショット、パターのストロークはできた」と納得の表情だった。

 12番で10メートルをねじ込み、この日最初のバーディーを奪った。13番パー3では、奥のラフからの第2打が再びグリーンを越えるピンチに。だが、10ヤードのアプローチはラインに乗り、カップに吸い込まれ、力強く右拳を上げた。16番では第2打を50センチにつけ、首位に並んだ。だが、17番では3メートルのパーパットを外し、再び2位に後退。「もったいないミスだった。勝てなかったら意味がない」と自らに厳しい言葉を投げかけた。

 ロープの外から見守った父・浩太郎さん(49)は「よくこのスコアで回れた」と娘の健闘をたたえた。今季は10戦目で5度のトップ10入りと安定。佐久間は「最後にミスしてしまったことは大きい。そこを修正して、絶対に初優勝したい」と力を込め、次週へ前を向いた。(富張 萌黄)

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