◆女子プロゴルフツアー ブリヂストンレディス 第2日(17日、千葉・袖ケ浦CC袖ケ浦C=6731ヤード、パー72)
第1ラウンド(R)の残りと、第2Rが行われ、4打差7位から出た藤田かれん(ライク)が5バーディー、2ボギーの69で回り、通算6アンダーの5位に浮上した。「前半はパターが入らなくてもどかしかった。タッチ(距離感)は合っていたので(バーディーが)来るのを待っていた。きょうは75点」と自己評価した。
14番でボギーが先行。それでも焦ることなく、パー5の16、18番をバーディーで折り返した。3番では第2打を1・5メートルにつけるなど、ピンに絡むショットでスコアを伸ばした。「今日はボードを見ずに、目の前の一打に集中できた。上がって見てこの位置だったのでびっくり」。3月の明治安田レディスでは初めて優勝争いを繰り広げ、2位となった。その際にリーダーボードを見て緊張し、その反省から見ないように心がけた。
ツアー本格参戦1年目の今季はここまで、11試合中6度の予選落ちと、苦しい結果となっている。だが、「調子は一度も落としていない。かみ合っていないのが先週まで続いていた」と状態の良さを強調した。現在、メルセデス・ランクは39位。シード獲得を目標としており、「どんどん抜かれてしまう」と焦りもあったという。
自身の性格は「ネガティブ」という藤田。「最悪(なこと)しか考えないタイプ。1年間を通してのテーマがポジティブになることや、いい方向だけを考えること。この2日間はマイナスなことは考えていない」といい結果につながっている。プロ入り前から毎日、ノートに目標やスタッツを記載。良くない部分を分析し、練習内容を考えて改善につなげているという。
「ムービングサタデー」の第3Rは岩井明愛、安田祐香とのラウンド。ファンも多い2人と同組に「ギャラリーさんが多いと思うので緊張する。でも、見られている方が好きなので、いかに自分の世界に入れるかがテーマ」と決勝Rも自分のプレーに徹し、初優勝を目指す。