ルーキー・政田夢乃、同郷・小祝さくらとのラウンドで刺激 日本人最速のプロテスト合格後ツアー初戦Vへ4差


14番、談笑しながらコースを移動する政田夢乃(右)と小祝さくら(カメラ・馬場 秀則)

14番、談笑しながらコースを移動する政田夢乃(右)と小祝さくら(カメラ・馬場 秀則)

◆女子プロゴルフツアー リゾートトラストレディス 第3日(25日、兵庫・関西GC=6545ヤード、パー72)

 2打差の6位から出たルーキーの政田夢乃(なないろ生命)は2バーディー、1ボギーの71で回り、4打差4位で最終日へ向かう。昨年11月のプロテストに5度目の挑戦で合格。今大会は主催者推薦で出場し、日本人最速のプロテスト合格後のツアー初戦Vを目指す。

 前半に2つのバーディーを奪い、スコアを伸ばした。「パターが良かった」と2番で4メートルを沈めて流れに乗った。8番では3メートルのパーパットをねじ込み、安堵(あんど)の表情を見せた。「その前もあれくらいのパーパットが2回くらいあった。バーディーチャンスにつけることができていなく、前半は耐えて耐えてっていう感じだった」。後半に入ると強風の影響もあり、思うように伸ばせなかったが4打差と逆転Vは狙える位置でとどまった。

 この日は同じ北海道出身で、ツアー10勝の小祝さくらと同組でプレー。試合で回るのは10年ぶりと、久しぶりのラウンドだったという。「淡々とやる感じですごく勉強になった。自分のリズムで回るところがすごい」と同郷の先輩のスピーディーなプレースタイルに刺激を受けた。一方の小祝は政田のことを「ウサギとかリスの小動物みたいでかわいい」と印象を語った。

 レギュラーツアーは初出場ながら、いきなり優勝争いに加わっている。「明日は60台を目指して、結果が優勝であればいいなという感じだけど、少しでも上位にいけるように頑張りたい。パターを打ち切りたい」と優勝は意識しすぎず、自分のプレーに徹したいと話した。

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