◆米女子プロゴルフツアー メジャー第３戦 全米女子プロ選手権 第３日（２２日、米ワシントン州サハリーＣＣ＝６７３１ヤード、パー７２）
６位から出た山下美夢有（みゆう、加賀電子）は３バーディー、１ボギーの７０と伸ばし、通算５アンダーでトップと２打差の２位タイで３日目を終えた。
１番でピン手前から６メートルを決めてバーディー発進。８番では８メートル近くのパーパットを沈め、パーをセーブ。９番パー３で第１打をバンカーに入れ、２メートルのパットを決められず初のボギーを喫した。後半の１１番パー５は第３打を５０センチに寄せてバーディー。１４番でも５メートルを沈めスコアを伸ばした。この日はフェアウェーを外したのは２回だけ、パット数２８とティーショット、グリーン上ともに安定していた。
ラウンド後はＷＯＷＯＷのインタビューで「今日もショットが安定していた。ピンチも少しあったけど、アプローチでカバーできて、パットを決めることができて、アンダーパーで回ることができた。難しいけど、しっかりコースマネジメントして、いいショットが打てればバーディーチャンスにつくと思う。パッティングが決まれば、もっといいリズムで回れると思うので、明日もこの３日間プレーと同じように、いいリズムで回れたらいい」と満足そうに話した。
最終日に向け「明日、最後ですけど、目の前の一打に集中してアンダーパー目指して頑張りたい」と言葉に力を込めた。
パリ五輪代表は大会後の２４日時点の世界ランクを基にした五輪ランクで決まる。山下は大会前の世界ランクで日本勢４番手の２２位。ランク２０位で選出圏内の２番手にいる古江彩佳は第３日を終えて４オーバーで３８位となっている。