◆2024報知ジュニアゴルフ中高生大会(1日、東京よみうりCC、中学・高校女子=6013ヤード、中学・高校男子=6475ヤード、いずれもパー71、参加139人)
中学、高校の男女4部門が行われた。中学男子はこの日ベストスコアの6アンダー、65で回った神永直輝(東蒲中3年)が優勝した。同女子は仁科優花(白井中3年)が3アンダーの68、高校男子は中山大生(千葉黎明高2年)が3アンダーの68、同女子は伊藤愛華(埼玉栄高2年)が5アンダーの66で制した。
◆中学男子・神永直輝
神永が4部門を通じて出場選手最少の65をマークして優勝。「ほぼ完璧に近かった。自己ベストが67だったから(更新できて)よかった」と胸を張った。コーチとのトレーニングで打球が曲がらないように矯正。この日は特にアイアンショットが切れ、前半の3番から3連続バーディーを取って乗った。将来の夢はプロ。「全国優勝したい」と今夏も大舞台で腕を磨くつもりだ。
◆中学女子・仁科優花
「60台で優勝する」との前日の宣言通り、仁科が栄冠を勝ち取った。68で3人が並び、カウントバックで頂点に。「目標の66にはいかなかったけど、有言実行できたのでよかった」と笑顔を見せた。パターに苦しみながら、7月のIMGA世界ジュニア選手権13―14歳の部を制した実力を発揮。次の目標を「日本ジュニア優勝」と掲げ、14日から始まる選手権を見据えた。
◆高校男子・中山大生
中3で出場した一昨年は3位。中山は「高校で勝ててよかった。仲のいい同年代が同じ組で楽しくて、めちゃくちゃバチバチできました」と気心知れた仲間とのプレーを勝因に挙げた。後半はイーグルを取りながら3ボギーと前半の貯金が生きた形。「これから全国(大会)の団体戦があるので、それもしっかりスコアを出せるように頑張りたい。昨年、優勝を逃してるので今年は絶対に勝ちたい」と意気込みを示した。
◆高校女子・伊藤愛華
昨年、カウントバックで3位と涙をのんだ伊藤が「やっと優勝することができました」と喜んだ。考えすぎることをやめ、シンプルな思考で6バーディー、1ボギー。「ショットはそこまで良くなかったが、パットを決められたのがスコアにつながった」と振り返った。埼玉栄OGで、プロで活躍する岩井姉妹はあこがれの存在。2人に近づくために「全国大会でも上位にいけるよう、団体戦も個人戦もベストを尽くしたい」と誓った。