金谷拓実が初の賞金王!ランク2位から最終戦で「逆転キング」に…平田憲聖は逃げ切れず


賞金王のボードを手にする金谷拓実(カメラ・今西 淳)

賞金王のボードを手にする金谷拓実(カメラ・今西 淳)

◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ 最終日(1日、東京よみうりCC=7002ヤード、パー70)

 金谷拓実(Yogibo)が今季賞金王に決定した。

 通算6アンダー4位でスタートした金谷。最終ラウンドを1イーグル、4バーディー、3ボギーの67で回り通算スコアを9アンダーまで伸ばして3位で終了。通算イーブンパー17位に終わった平田憲聖(エレコム)を賞金ランクで逆転し、自身初のキングに輝いた。

 昨年6月のBMW日本ツアー選手権森ビル杯では初日から首位を走って完全V。優勝スピーチで金谷は目を潤ませながら「勝って元気づけたかった」と母・美也子さんが乳がんであることを明かした。その母が応援に駆け付けた今大会で逆転賞金王となり、息子として最高の姿をみせた。

 

 ◆金谷 拓実(かなや・たくみ) 1998年5月23日、広島・呉市生まれ。26歳。5歳でゴルフを始め、広島国際学院高2年の日本アマ選手権で17歳51日の大会最年少V。東北福祉大で18年アジア太平洋アマ選手権優勝。19年の三井住友VISA太平洋マスターズでツアー4人目のアマVを達成。20年にプロ転向し、同年11月のダンロップフェニックスでプロ初V。通算7勝。172センチ、75キロ。家族は両親と兄。

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