ルーキー荒木優奈は涙のV逸 「追いついちゃった」「フワフワ」トップ捉えた直後の18番で池ポチャ


悔し涙を拭いながら表彰式へ向かった荒木優奈(カメラ・岩川 晋也)

悔し涙を拭いながら表彰式へ向かった荒木優奈(カメラ・岩川 晋也)

◆女子プロゴルフツアー 住友生命レディス東海クラシック 最終日(21日、愛知・新南愛知CC美浜C=6600ヤード、パー72)

 1打差3位で出た新人の荒木優奈(Sky)は4バーディー、1ダブルボギーの70で回り、通算11アンダーの3位。2週前のゴルフ5レディスに続く今季2勝目には届かなかった。

 16、17番で連続バーディーを奪って13アンダーとし、トップの神谷そらを捉えて最終18番へ。しかし3番ウッドでのティーショットを左の池に入れ、万事休す。3オンパットのダブルボギーとなった。「悔しいです。下手でした」。ホールアウト後は涙があふれた。

 「この(18番)ホールでプレーオフはイヤだなと思って、決めてしまいたかった。左からの風で普通に打てばドローでちょうどいいかなと思ったけど、着弾地点ばかり見すぎた」と振り返り「17番でバーディーを取って18番でトップタイという状況が初めてだったから、『追いついちゃった』という感じでフワフワしてしまった」と語った。

 2週前のゴルフ5レディスは台風の影響で36ホール競技に短縮になった末の優勝だった。「2日間で終わってしまったあの時よりは、最後まで優勝争いの雰囲気があった。追いかける立場だったからあの時よりも楽だった。ちゃんと3日間、4日間大会でも戦えるなっていうのは思った。残りのシーズンで絶対に2勝目を挙げたい。練習します」と顔を上げた。

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