
ANAオープン最終日の4番でバンカーショットする石川遼
◆男子プロゴルフツアー ANAオープン 最終日(21日、北海道・札幌GC輪厚C=7066ヤード、パー72)
3打差3位で出た石川遼(カシオ)は通算17アンダーで並んだ金谷拓実(SOMPOひまわり生命)とのプレーオフ(PO)の末に敗れた。2ホール目でボギーをたたき、今季初優勝、通算21勝目はならなかった。2015年に制した大会で、22年に続いてPOで惜敗した。
PO2ホール目でティーショットを右バンカーに入れ、3オン2パットのボギーを喫した。「かなりアゲンストが強かった。72ホール目とプレーオフ1ホール目と同じく3番ウッドで打ったが右に抜けた。バンカーに入っても手前側かと思ったが、あんなに飛ぶとは思っていなかった。全体的には冷静にやっていたと思うけど、本当にちょっとしたところに気づけなかった。マネージメントミス」と振り返った。
今季は開幕から10試合連続でトップ10入りがなかったが、前々週のロピアフジサンケイクラシックでようやく10位に入った。17日に34歳の誕生日を迎えたばかり。バースデーウィークでの今季ベストフィニッシュとなった。「今年間違いなく一番いい1週間だった」と語り、「自分がなんでこのスコアで回れているのか分からない、みたいな感じはなくなってきた。自分の内容に対しての評価とスコアがつながってきた」。悔しさのなかに収穫を持ち帰った。