
2番でティーショットを放つ石川遼(カメラ・堺 恒志)
◆米男子プロゴルフツアー ベイカレント・クラシック・レクサス 第2日(10日、神奈川・横浜CC=7315ヤード、パー71)
第2ラウンドが行われ、59位で出た石川遼(カシオ)は2バーディー、1ボギー、1トリプルボギーの73とスコアを落とし、通算5オーバーの69位に順位を下げた。「昨日よりもコンディションも優しかったし、スコアを伸ばしたいと思っていたけどチャンスを決めきれなかった。残り2日間でトータルでアンダーパーまで持って行けるようにしたい」と振り返った。
「ロケーション的にめちゃくちゃ苦手」という右ドッグレッグの14番パー4で、前日の第1ラウンドに続いて痛恨のトリプルボギーをたたいた。ティーショットを前日は右に曲げ、この日は左のがけ下へ落とした。2打目で出ず、ラフからの160ヤードの第3打はグリーン右へ。5オン2パットを喫した。「ティーショットでフェードがかかりすぎても右のバンカーからはグリーンが狙えなくなるし、かからなくても左への抜け方によっては下まで落ちる。割り切って刻むしかないかなという感じはする」と省みた。
「ここで打ててこそ、フェードをものにできているということなのではと、ここでやりきりたいという思いが出た。やりきれなかったことで一気にゲームを壊してしまった。けっこうきついけど、これが今の状態。割り切るべきところと、割り切らずにとことん突き詰めていくべきところをしっかりすみ分けしていく作業になる」。2日で6打を落としたホールを、週末に攻略する。