
3番ティーショットを放ち声援に応える原英莉花(カメラ・今西 淳)
◆女子プロゴルフツアー スタンレーレディスホンダ 第1日(10日、静岡・東名CC=6435ヤード、パー72)
今季国内ツアー初参戦の原英莉花(NIPPON EXPRESS ホールディングス)は5バーディー、1ボギーの4アンダー68で回り、首位と3打差の16位で発進した。
「ワクワクと緊張、どっちもありました」。昨年の最終戦以来となる日本ツアーで大声援を浴び「歓迎してらえてうれしかった」と、好スコアをたたき出した。3番で3メートルを決めて初バーディーを奪い、8番は4・5メートル、9番は5メートルをねじ込んで「バーディー賞がかかってるからね。明日につながったぜ!」と豪快にガッツポーズを見せた。
10番で初ボギーを打ったが、15番で伸ばし、18番はバーディー締め。パー5の3ホールで伸ばし「距離も安定してキャリーが出てたし、自分が思ったフェードやドローボールが出てたので良かった。チャンスにもつけられた。(68は)初日なら良し!って感じです」と声を弾ませた。
過密日程下でも“米国仕込み”の実力を発揮した。
8日に帰国し、師匠の尾崎将司に来季米ツアー昇格を報告。開幕前日の9日はコースは回らずに練習のみ行い、その夜は「絶対にうなぎを食べに行きたいと思ってたけど、眠たくて眠たくて…。テイクアウトしてもらって、ちょっと食べて、すぐ寝落ちしちゃった」と笑顔で明かした。夜7時半に寝たが、深夜1時頃に起きてしまい「(時差)ボケてるよね。でも、また2時半に寝て、回復しました。カンペキ! 6時くらいに起きられた」とニヤけた。
好物のうなぎを食べて「パワーをもらいました」とニッコリ。3打差で臨む第2日へ「右肩上がり? なっていけばいいけど、頑張ります」と力を込めた。