
1番、みかんを食べながらスタートする脇元華 (カメラ・豊田 秀一)
◆女子プロゴルフツアー 大王製紙エリエールレディス プロアマ戦(19日、愛媛・エリエールGC=6595ヤード、パー71)
前週にプロ8年目でツアー初優勝を飾った脇元華(GMOインターネットグループ)が19日、プロアマ戦で最終調整し、2週連続優勝に向けて意気込みを語った。
前週の伊藤園レディスは2打差8位で迎えた最終日に65をマークして逆転V。その後は家族や親族と都内のすし店で祝勝会を行った。400件以上の祝福メッセージが届き「たくさんの方からコメントいただいて、実感がちょっとずつ湧いた。返信するのもすごい大変で、寝たのは夜1時ぐらい。でも、本当にありがたかったです」と笑みを浮かべた。
3年前からオフに自主トレをともにしているプロ野球ソフトバンクの柳田悠岐外野手からも電話で祝福された。「おまえ、やるやん! 優勝したら何か買ってあげるよ。何がいい?」と問われ、「何がいいはちょっと言えないから、ギーさんのチョイスで!」とプレゼントを約束した。
12月に椎間板ヘルニアの手術を受ける予定の腰痛に加え、前日18日に寝違えて首痛を発症した。「右を向けなかった」と球を打てなかったが「トレーナーさんが頑張ってくれて、今日は打てました。ちょっとまだ痛いけど、先週が100だったら、7割ぐらい。ちょっと力を入れて振るとビーンってなるぐらいです」と徐々に回復したことを明かした。
初優勝を挙げたことで、メルセデス・ランクは58位から40位に浮上した。脇元は「もともと伊藤園とエリエールで最低でも準シード(51~55位)という目標だったけど、それがなくなったので、今はすごい楽しいです。明るい気持ちで試合に挑める。勝った翌週は予選落ちしないように頑張りたい。調子はいいはずなので、上位に食い込めるようにしたい」と抱負を語った。

