
初日2アンダーでホールアウトして笑顔を見せる金田久美子(カメラ・今西 淳)
◆女子プロゴルフツアー Vポイント×SMBCレディス 第1日(20日、千葉・紫CCすみれC=6731ヤード、パー72)
金田久美子(スタンレー電機)が3バーディー、1ボギーの2アンダー70で回り、首位と3打差3位につけた。「こんなに寒くなるとは思っていなくて。体も回らなくて距離も出なかったけど、後半は耐えて拾ってパーで切り抜けられた」。冷たい雨に打たれながら、ベテランがスコアをまとめた。
前半の12番パー5で第3打を約2メートルにつけてバーディーを先行させた。後半の2番、3番とピンチが続いたが、ともに残り20ヤードをピンそばに運んでパーをセーブ。「今季はアプローチの感覚もいい。グリーンを外してもパーを取れると思える」。慌てることなく冷静に、スコアを作ることができている。
考え方も変えた。「真面目なのをやめようと思って。楽しく生きようと」。18日のプロアマ戦後、同じ千葉県内の東京ディズニーシーに森井あやめと向かった。ゴルフに対しては、とてもストイック。遠征先で遊びに出るのは初めてのことだった。「今までは、どこも行っちゃいけない、休まなきゃ、練習しなきゃって思っていた。殻に閉じこもっていた」。午後5時半からディズニーシーでアトラクションを2つ楽しみ、ショーの美しさに感動した。気分転換が奏功した。
昨年夏から力を入れてきた上半身のトレーニングが形になってきた。飛距離は伸び、今季は開幕戦で9位に入った。「まだうまくなれると思うからゴルフを続けている。悔しさとかがなくなって、もう無理だなって思ったら私はやめる。距離も伸びているし、ショットも良くなってきた。まだいけるんじゃないかなと思ってやっている」。尽きない向上心こそ、36歳の武器。4年ぶりの優勝へ、自信を積み上げていく。(高木 恵)

