
6番、ティーショットを放つ石川遼 (カメラ・豊田 秀一)
◆男子プロゴルフツアー 中日クラウンズ 最終日(3日、愛知・名古屋GC和合C=6557ヤード、パー70)
16位で最終日を迎えた石川遼(カシオ)は3バーディー、2ボギーの69で回り、通算5アンダーの24位で大会を終えた。最終18番はティーショットが左のフェアウェーバンカーにつかまった。ピン奧4メートルのパーパットが残り、ボギー締めとなった。
米下部ツアー(コーンフェリーツアー)を主戦場にしている今季、今大会が国内初参戦となった。「たくさんの方に見に来ていただいて、すごく楽しくプレーできたけど、いいスコアを出せなかった。悔しいので、次の試合に向けていい準備をしていきたい」と前を向いた。
バーディー発進直後の2番パー5。グリーン左からパターで60センチに寄せたバーディーチャンスが、カップに蹴られた。「プッシュアウトしてしまった。単純なミス。そこはしっかり消化できた」。すぐに目の前の一打に気持ちを向けた。4番パー3でピン左1メートルにからめて2つ目のバーディー。7番では4メートルを決めきった。3つ伸ばして折り返したが、後半は伸び悩んだ。
「4日間でミスもあるし、反省点もあるけど、すごく調子を崩して終わったという感じでもない。自分の期待というか、収穫量はもうちょっと多い予定だったけど、それでも収穫はしっかりあった」。メキシコでの前戦から投入したミニドライバーに関しても「日に日に信頼が増している」と口にした。最終日は3番ユーティリティーを抜き、アイアン型の2番ユーティリティー(ロフト角16度)を入れるなど変化も取り入れた。
1年前の和合で「もっと成長して戻ってきたい」と誓ったことを、石川自身もよく覚えている。「去年から丸一年、365日、飛距離に関してはこだわってきた。毎日コツコツと素振りや、練習を続けてきた」。ボール初速は、この1年で4メートル毎秒は上がっているという。
コーンフェリーツアーは3週間のオープンウィークを挟み、14日開幕の「コロニアルライフ・チャリティークラシック」(サウスカロライナ州)から再開する。「シーズン序盤はちょっとつまずいてしまったけど、本当に少しずつゲームは良くなってきている。そのなかで油断もせず、またコツコツと着実に、一歩一歩成長していけるように。基本的にずっと正念場だとは思うけど、それも自分を成長させてくれると思うので楽しみにしている」。石川は再び海を渡り、サバイバルに身を置く。(高木 恵)

