【ゴルフ】予言系ユーチューバー、堀川未来夢「まさにあの状況」前夜の配信内容通りに5勝目…登録者数は驚きの43万人超


逆転優勝を飾った堀川未来夢が仲間から祝福のウォーターシャワーを浴びせられる (カメラ・豊田 秀一)

逆転優勝を飾った堀川未来夢が仲間から祝福のウォーターシャワーを浴びせられる (カメラ・豊田 秀一)

◆男子プロゴルフツアー 中日クラウンズ 最終日(3日、愛知・名古屋GC和合C=6557ヤード、パー70)

 3打差4位で出た堀川未来夢(みくむ、33)=Wave Energy=が7バーディー、ボギーなしの63で回り、通算16アンダーで逆転し、22年マイナビABC選手権以来4年ぶりの通算5勝目を挙げた。登録者数43万人を超える自身のYouTubeチャンネルで前夜に“予言”した通りの展開に持ち込み、勝ちきった。年間ポイントランクも首位に浮上した。今季国内初戦の石川遼(34)=カシオ=は、69と伸ばしきれず5アンダーの24位。

 堀川は4年ぶりのウォーターシャワーに身を委ねた。最終組の1つ前から逆転。優勝が決まると、大勢の仲間がクラブハウスで待っていた。「優勝したいトーナメントの一つだった」。フェアウェーが狭くグリーンは小さい和合でマネジメント力を発揮。10番で4メートルを沈めて抜け出すと、3連続バーディーで加速した。

 2019年末からパッティングで右手に違和感を覚え、イップスを自覚した。ドライバーにも波及した。近年は使用回数が激減している苦手なクラブを、18番で意を決して握った。「ボギーでも勝てるなら3ウッドだったけど(2位の)細野はバーディーもある。風もフォロー。このホールで持てなかったら今後持てるところはない」。左バンカーのさらに左を狙い、右へのミスだけは排除した。

 登録者数43万人を超える自身のYouTube「堀川未来夢チャンネル」での予言が的中した。2日夜にアップした新作は練習日に撮影したもので、テーマは「2位と2打差の状況で残り3ホールを迎えたときのマネジメント」。16番のティーグラウンドで細野と2打差だと知った。「まさにあの状況。面白いなと思いながらやっていた」。重圧を楽しみながら、最後の3ホールをパーでしのいだ。

 初優勝した19年の日本ツアー選手権で、昨年12月に死去した尾崎将司さん(享年78)と同組だった。初日の堀川はスタートから6連続バーディーを奪った。「パッティング良くなったな」と褒めてくれたことがうれしかった。3番が終わった頃にボソッと言われた。「俺は腰が痛い。お前の連続バーディーが止まったらやめる」。4番終了時だった。「全然終わらないじゃないか」と言い残し、ジャンボさんは棄権した。「一緒にプレーできたことが、自分のゴルフ人生の思い出」。レジェンドが3連覇を含む5勝を挙げた大会に、その名を刻んだ。(高木 恵)

 ◆堀川 未来夢(ほりかわ・みくむ)1992年12月16日、神奈川・厚木市生まれ。33歳。父の影響で4歳からゴルフを始め、2012、14年関東アマ優勝。日大を経て14年プロ転向。19年に日本ツアー選手権でツアー初優勝。22年日本プロも制してメジャー2勝。昨季の賞金ランキングは7位。名前の由来は「未来に夢を持ってほしい」と父が命名。176センチ、84キロ。

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