河本結「ワクワクしている」初のメジャー制覇へ1打差で最終日へ 強風にたなびくリボン我慢比べ


15番、パーパットを沈め笑顔の河本結(カメラ・中島 傑)

15番、パーパットを沈め笑顔の河本結(カメラ・中島 傑)

◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 第3日(9日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)

 第3ラウンドが行われ、5位で出た河本結(リコー)が2バーディー、2ボギー、2ダブルボギーの76で回り、通算3オーバーでトップと1打差の2位に浮上した。初のメジャー制覇へ逆転を狙う。難セッティングに強風がからみ、全員がオーバーパーを記録。平均スコア「79・7424」は大会最多ストローク(2008年のメジャー昇格後)の我慢比べとなった。

 トレードマークのリボンを大きくたなびかせながら、河本が食らいついた。風が吹き荒れ、グリーンは乾き、球は止まらない。「厳しいハードな一日だった。全英オープンみたいに風が強くて、グリーンが硬くてピン位置も難しかったけど、最後まで集中力を切らさないでプレーできた」。最大瞬間風速は14・9メートル(午後5時)を記録し。5時間40分を要した消耗戦を終え、息をついた。

 13番パー3は、第1打がグリーン右手前のディボット跡に入るアンラッキーがありダブルボギー。直後の14番で、大きなご褒美が来た。グリーン右手前のサブグリーンからチップインバーディー。ガッツポーズが飛び出した。「アンラッキーがあったらラッキーが来るのかなって。すごくうれしかった」と笑顔になった。

 強風の中、脱力を意識した。「風にあおられちゃうので、力がどうしても入ってしまう。ショットで力を抜いたり、マネジメントでも力を抜いて、いい所に運ぶことを心がけた」と振り返った18ホール。「ミスショットは最後だけ。最後のダボは痛い」と振り返った。この日最難関の18番でティーショットを左バンカーに入れ、4オン2パットでこの日2つ目のダブルボギーを喫したことを悔しがった。

 通算4勝の27歳が、初のメジャータイトルへ1打差で最終日を迎える。「ワクワクしている。優勝争いのワクワクというよりは、このコースを攻略するワクワク。勝負じゃなくて、ゴルフをすることにワクワクしている感じ。楽しんで一日を終わりきりたい」。そう話す表情には、活力がみなぎっていた。

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