蝉川泰果「ものにしたい」最年少メジャー4冠へ3差 初日100位からの大まくりで41年ぶり更新へ


18番、グリーン上でコースを読む蝉川泰果(カメラ・馬場 秀則)

18番、グリーン上でコースを読む蝉川泰果(カメラ・馬場 秀則)

◆報知新聞社後援 男子プロゴルフツアー メジャー初戦 日本プロ選手権センコーグループカップ 第3日(23日、滋賀・蒲生GC=6991ヤード、パー72)

 7打差20位で出た蝉川泰果(アース製薬)が1イーグル、4バーディー、1ボギーの67をマークし通算10アンダーとし、トップと3打差の6位に浮上した。中嶋常幸の30歳358日を41年ぶりに塗り替える25歳133日の史上最年少メジャー4冠達成へ、一気に優勝争いに加わった。

 「メジャータイトルっていうのは本当に取りたいタイトル。自分のやるべきことを全部やったうえで、結果がどうなるか。やりきりたい。このチャンスは年1回だけなので、ぜひものにしたい」と気迫をみなぎらせた。

 5番で2メートルのチャンスを決めきり、6番パー5で残り285ヤードの第2打を3番ウッドで5メートルに運ぶイーグルで加速した。「久々の決勝ラウンドなので、楽しむことを意識した。2番でボギーが先行してしまったけど、気持ちを切らさずに伸ばすことができた」。強風が吹き、全体的にスコアが伸び悩んだ一日。この日の最小スコアでトップとの差を一気に詰めた。

 前週の関西オープンは予選落ちに終わった。オフから師事するメンタルトレーナーからの助言を生かし「ワンショットのイメージの出し方に取り組んでいる」。これまでは距離に対しても、風に対しても「こんな感じ」でおしまいだった。練習場でもより鮮明にイメージしながら素振りをするようになった。初日100位からの巻き返し。史上3番目のまくり優勝が見えてきた。

 日本オープン(22年)、日本シリーズJTカップ(23年)、日本ツアー選手権(25年)のメジャー3冠をツアー史上最年少の24歳148日で決めた。「自分の気持ちを切らさなければ明日すごく面白い展開にできると思う。コツコツと。18ホールしっかり集中して、自分の攻めの姿勢を貫きたい。持ち味のアグレッシブさを出したい」。最も若いグランドスラム達成者として、歴史に名を刻む。(高木 恵)

 ◆メジャー4冠達成時の年少順位

 〈1〉中嶋常幸 30歳358日

 〈2〉村上隆 31歳175日

 〈3〉片山晋呉 34歳151日

 〈4〉青木功 41歳32日

 〈5〉尾崎将司 42歳110日

 〈6〉尾崎直道 43歳138日

 ◆1ラウンド最多順位からの優勝(詳細なデータが残る1985年以降)

 〈1〉伊沢利光 116位(2001年ダイヤモンドカップ)

 〈2〉小林正則 110位(2012年パナソニックオープン)

 〈3〉黄重坤 94位(2011年ミズノオープン)

 〈4〉小平智 91位(2016年ブリヂストンオープン)

 〈5〉重信秀人 84位(1986年ダンロップ国際オープン)

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