
11番、ティーショットを放つ菅沼(カメラ・古川 剛伊)
◆女子プロゴルフツアー アース・モンダミンカップ 第1日(25日、千葉・カメリアヒルズCC=6699ヤード、パー72)
昨年1打差2位の菅沼菜々(あいおいニッセイ同和損保)が5バーディー、2ボギーの3アンダー69をマークし上々のスタートを切った。「1年で一番好きなコース。最近はすごく自分の中で調子がいいし、ティーショットも心配なく思いきって振れた」と笑顔がはじけた。
「途中、滝ぐらい降った」という雨に、ゴルフも前髪も動じなかった。3番で5メートルのスライスラインを読み切ると、8番パー5では「奇跡的に入った」という15メートルのロングパットで4つ目のバーディーを奪取した。「前髪命系女子」を名乗る26歳。キャップからのぞくチャームポイントを、この日は「いつも以上に固めた」。ヘアアイロンをかけ、強力スプレー「ケープ」を5度注いだ。時間にして約2分。戦い前の譲れない準備時間だった。
昨年は優勝した佐久間朱莉に1打及ばず2位に終わり、涙に暮れた。「去年けっこう泣いたけど、あんまり覚えていない。そんな悔しい思いは忘れた。今年も楽しみだなという感じで来た」。引きずることはない。悔しくて眠れないという経験もない。「ま、いっか」ですぐに切り替え、ここまで来た。
同組で回った朴炫径(パク・ヒョンギョン)はクールとビューティフルを合わせた造語「キューティフル」の愛称で人気。その朴に「菜々さんは日本のキューティフル」と指名を受けた。オフにライブも行うゴルフ界の自称アイドルは「とんでもないです」と謙遜しながらはにかんだ。
大会を主催するアース製薬と、昨年12月にスポンサー契約を結んだ。「会長や社長、社員の皆さんに恩返しをしたいという気持ちでプレーしている。『プレッシャーになるから応援は控えめにするね』って言ってくださったけど、もう全然。『頑張って』って言ってほしいし、応援が力になる」。NTTドコモビジネスレディス以来となる今季2勝目を、ホステス大会で飾る。

