【女子ゴルフ】横峯さくらが4位浮上 家族3人でツアーを回る最後のシーズン「優勝して一緒に家族写真を撮りたい」


8番、バーディーパットを沈め歓声に応える横峯さくら(カメラ・中島 傑)

8番、バーディーパットを沈め歓声に応える横峯さくら(カメラ・中島 傑)

 2009年賞金女王で、ツアー23勝の横峯さくら(40)=エプソン=が23位で出て7バーディー、2ボギーで今季自己最少の67をマークし、通算8アンダーで首位と3打差の4位に浮上した。歴代最長ブランク(88年のツアー制施行後、招待選手除く)の11年238日ぶり、21年2月の第1子出産後は初となる24勝目を目指す。通算4勝の神谷そら(23)=郵船ロジスティクス=は68で回り、通算11アンダーで単独首位をキープした。

 濃霧が晴れ、雨も降った午後に横峯がV戦線に急浮上した。前半13番でボギー先行後、「自分のタイミングで打てていない」とスイング時の足幅を約10センチ広げたのが功奏した。直後の14番で2・5メートル、15番は2メートルに寄せて連続バーディー。最終9番こそボギーとしたが、7バーディー量産で今季自己最少の67に「いいショットが打てた。何年ぶりかくらいに5アンダーで回れた。本当にいいプレーができた」と笑顔がはじけた。

 プロ23年目。今年、優勝したい理由がある。5歳の長男は来年、小学校に入学するとあり「家族3人でツアーを回るのは最後。優勝して一緒に家族写真を撮りたい」。ツアーに同行する長男をクラブハウス内の託児所に預け、夫でキャディーの森川陽太郎さんと“戦場”に向かう毎日。プレー後はまな息子から「頑張れた?」と無邪気な言葉をかけられ、ほほえましい会話が活力になっている。

 1児の母は、昨年12月に40歳を迎えた。約10年前から抱える「めまい」や体力の衰えと闘い、育児をしながら第一線でプレー。直近4戦連続で予選落ちと苦戦したが、今週は2日間のパーオン率80・5%とショット力は健在。首位と3打差の4位で決勝Rへ進んだ。

 14年の大王製紙エリエールレディス以来の優勝となれば、金田久美子(11年189日ぶり)を超える史上最長ブランクV。21年の若林舞衣子以来7人目のママさんV、同7人目の生涯獲得賞金11億円突破もかかる。「明日もしっかりとアンダーで回りたい」。家族3人で悲願の頂点に突き進む。(星野 浩司)

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