【男子ゴルフ】池田勇太が復活を期す輪厚の舞台 忘れられない尾崎将司さんの言葉


尾崎将司さんが最後の優勝を果たした2002年大会のパネルの隣に立つ大会2勝の池田勇太(カメラ・高木 恵)

尾崎将司さんが最後の優勝を果たした2002年大会のパネルの隣に立つ大会2勝の池田勇太(カメラ・高木 恵)

◆男子プロゴルフツアー ANAオープン プロアマ戦(16日、北海道・札幌GC輪厚C=7066ヤード、パー72)

 2010、17年大会覇者でツアー通算21勝の池田勇太(40)=フリー=が開幕を翌日に控えた16日、プロアマ戦で最終調整。昨年12月に亡くなった尾崎将司さん(享年78)が愛した輪厚で、復活を期す。

 「今年はいろいろな思いの詰まった大会になってしまった。悲しい思いもあれば、ここで頑張りたいという強い思いもある。全ての思いを成績で表したい」。尾崎さんが7勝を挙げ、55歳だった02年に最後の勝利を刻んだ大会に、気迫をみなぎらせ乗り込んだ。

 「ジャンボさんがお亡くなりになって、今季は追悼の一年というふうに思っている中で、この試合はSランクに相当するような試合」。尾崎さんがツアー最年長優勝を果たした02年大会は、15番からすべてのプレーを覚えている。翌年、18番のボギーで連覇を逃したときは「悔しかったね」。ジャンボ尾崎への憧れとともに、ゴルフ人生を生きてきた。

 22年に発症した顎(がく)偏位症の影響で、シード落ちも経験した。19年のミズノオープンを最後に優勝から遠ざかっている。「まだ50%。今のゴルフで優勝争いができるかと言われたら、答えはNO。だけど希望を持ってやりたい」。今季は尾崎さんゆかりの大会で、トレードマークの3タックパンツを着用してきた。今回も「ジャンボさんっぽい色合い」のものを数本用意してきた。

 本大会最後の出場となった19年の開幕前のインタビューで、72歳のジャンボさんは「ここに来るとやれる気がする。やっぱり輪厚はいいな」と言った。「あのコメントが忘れられない。俺もあやかるって言ったら失礼だけど、そういう気持ちで今回はここに入ってきたし、そういう気持ちで明日からプレーしたい」。自身17度目の輪厚の舞台で、思いのたけをぶつける。(高木 恵)

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