
6アンダーでホールアウトした中野麟太朗(カメラ・高木 恵)
◆男子プロゴルフツアー ドラッグストア・コスモスカップ 第1日(1日、静岡・グランフィールズCC=7156ヤード、パー70)
プロ2年目の中野麟太朗(三菱電機)が2度の4連続を含む8バーディー、2ボギーの6アンダー64でホールアウトした。「いいスタートができた。こんなに一日目がいいとは思わなかった。いい誤算」と静かな笑みを浮かべた。早大2年の2023年に日本アマを制し、25年の世界アマは7位。大器と期待される185センチの22歳が、男子ツアー初の早大出身者優勝へ好発進した。
前半の11、13番でボギーを喫し、一時は2オーバーまでスコアを落としながら巻き返した。1つ取り返して迎えた17番パー3でチップインに成功し「そこでかなり火がついた」。4連続バーディーにつなげると、5番からはパットでスコアを伸ばした。「どれも傾斜が強くて、イージーなパットはなかった。それを読み切って入れたのが大きかった。こんなにきれいに入ると気持ちいい。特に5番からの4連続は気持ち良かった」と好感触を思い返した。
昨年11月にプロ転向し、ツアールーキーとして今季を戦っている。前週のリシャール・ミル・チャリティーは最終日にスコアを落とし60位に終わった。「ショックだった。今の自分の立ち位置に満足しちゃっているような。そんなプレーをしているのが、自分らしくないなと思った。気持ちだけでも優勝に向かっていけるようにしたい」と奮い立った。
現在のポイントランキングは32位。前週までの13試合で予選落ちは2回だけと安定しているが、トップ10フィニッシュは5位だった4月の東建ホームメイトカップのみ。今季の残り試合は10試合を切った。「1勝どころかトップ10すら東建以降1回もない。今週は強い気持ちを自分の中に置いてプレーできているのがいいのかも」
ツアー転戦は交通費、宿泊費、キャディーやトレーナーへの報酬と出ていく金額は大きい。試合を終え「今回もちゃんと黒字だったな」と息をつく日々。「いいことではあるけど、皆さんが優勝している姿とかを見て、その熱が戻ってきている」。会場の静岡に入ってから毎日「優勝するぞ、と唱えている」というほど、気合が入っている。「気持ちはずっと熱く。でも頭の中は冷静にクールな感じでいきたい」。心を燃やし、残り3日を戦い抜く。(高木 恵)

