
9番、ティーショットを放つ尾関彩美悠(カメラ・横尾 紗知)
◆女子プロゴルフツアー メジャー第3戦 日本女子オープン 第2日(2日、兵庫・宝塚GC旧C=6185ヤード、パー70)
第2ラウンド(R)が行われ、4年ぶり2勝目を狙う尾関彩美悠(JFEスチール)が23位で出て1イーグル、3バーディー、1ダブルボギーの67をマークし、通算4アンダーで首位と4打差の3位に浮上した。
尾関がスーパーイーグルで一気に優勝戦線へ踊り出た。
3つ伸ばして迎えた後半の5番パー5。残り213ヤードから3ウッドで2オンに成功し、20メートルを上って下る難しいフックラインをねじ込んでイーグルを奪った。「ビックリだった。3メートルくらい右を狙って『これ、うまいんじゃない?』と。まさか入るとは思わなかった。ラッキーだった」と笑みがはじけた。
今週からパターのグリップを太いタイプに変更。「私は右手が強いタイプ」と余計な力が入るのを抑えるため、父・美成(よしなり)さんの勧めで変え「右手の力が入りにくくなって、入ったらいいかなと思う」。2番で6メートルを沈めてパーセーブするなど、功を奏した。7番でリーダーボードを見ると首位と3打差。最終9番でダブルボギーをたたいたが、上位に浮上してホールアウトした。「9番以外は100点。パターが決まってくれて、いい1日だった」と胸を張った。
前週のミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンは首位発進を決めたが、2位で出た最終日に77をたたいて18位で終えた。同郷の先輩でAIG全英女子オープン覇者の桑木志帆(大和ハウス工業)と最終日に最終組で回り、学びが多かった。「志帆ちゃんのプレーを見ると、守るところ、攻めるところをしっかりしていたり、パターが上手だなと思った。いろいろ学ぶ部分も多い。先週は反省して今週、自分もそうなれるようにしたい」と決意を込めた。
岡山県出身選手の国内メジャー優勝者は、19年ワールドレディスサロンパスカップの渋野日向子(サントリー)、24年JLPGAツアー選手権リコー杯の桑木の2人。23歳の尾関が県勢3人目の快挙を狙う。
作陽高時代にナショナルチームで活躍した尾関にとって、日本女子オープンは「一番優勝したい試合」。トップと4打差3位で臨む決勝Rに向けて「先週は優勝を意識しすぎたので、反省を生かしたプレーができるように頑張りたい」と力を込めた。
◆尾関 彩美悠(おぜき・あみゆ)2003年6月16日、岡山県倉敷市生まれ。23歳。名前はティーチングプロの父・美成さんが「あざやかに、美しく、悠々と生きてほしい」という願いから命名。7歳でゴルフを始める。作陽高3年時の21年に日本女子アマ優勝。同年11月の最終プロテストでトップ合格。22年の住友生命レディス東海クラシックでツアー初優勝。今季メルセデス・ランキング66位。趣味は寝ること。158センチ、52キロ。

