
1番、ティショットを放つ池田勇太 (カメラ・豊田 秀一)
◆男子プロゴルフツアー ACNチャンピオンシップゴルフトーナメント2026 第3日(7日、兵庫・三木GC=7004ヤード、パー71)
第3ラウンドが行われ、ツアー通算21勝の池田勇太(フリー)が28位から5バーディー、ボギーなしでこの日のベストスコア66をマークし、通算10アンダーでトップと2打差の4位に急浮上した。「風もあった難しいコンディションの中で、まあまあいいプレーができたかなと思う。ショットは今週、全体的にいい流れできている」とうなずいた。
6番から3ホール連続でスコアを伸ばし波に乗ると、最終18番パー5でグリーン手前からの3打目を1メートルに寄せてバーディーで締めた。ラフが深く、グリーンも速いセッティングに、この日は冷たい風が加わった。「無理はできない。自分との駆け引きをうまくできた。危なげないゴルフができている」
序盤のピンチを切り抜けた。向かい風だった最難関の1番(511ヤード、パー4)。2打目はグリーンに左手前の“剛ラフ”につかまったが、2メートルに寄せてパー発進。3番パー3はグリーン右の「ベタベタな芝のない所」からロブショットで3メートルに運び、ここもしっかりセーブした。
2022年に発症した顎(がく)偏位症の影響で、シード落ちも経験した。今季はここまで、トップ10入りが3回。練習で取り戻したものを、試合ではき出す。実戦でのトライアンドエラーを重ね、課題を克服してきた。「前進はしていると思う。40歳はもう超えたけど、いまだに成長っていうのはいくらでもできると思っている。自分を突き詰めていかないといけない」と口にした。
5月の関西オープンは3n最終日最終組6位、2週前のフォーティネット・プレーヤーズ・カップは3日目に伸ばして9位で最終日を迎えながら27位だった。「結果だけを見ると、あまり良くなかったのかもしれないけど、ゴルフの内容をしっかり考えたうで次につなげているというのが今の自分の位置。それを少しずつ重ねてやってこられていることが、今日のスコア、成績につながっている」
前身大会のダイヤモンドカップを2018年に制している。トップとの差は2打。「出るからにはもちろん優勝することを目指してやっている。それ以外のなにものでもない」と言い切った。現在のポイントランキングは31位で、シーズンの優勝者ら30人で競う最終戦の日本シリーズJTカップ(12月3~6日、東京よみうりCC=報知新聞社)が見える位置にいる。「勝ってJTに行くっていうのが一番いい」。勝利を携え、4年ぶり15度目の舞台に返り咲く。(高木 恵)

