池田勇、賞金王争う谷原と首位に並ぶ 最終組対決「俺も見てみたい」


 ◆男子プロゴルフツアー 平和PGM選手権第2日(4日、千葉・総武CC総武C、7214ヤード=パー70)

 約730万円差で賞金王を争う2人が、首位で並走してトーナメントを折り返した。6位で出た賞金ランクトップの池田勇太(30)=日清食品=が6バーディー、1ボギーの65で回り、通算8アンダーで首位に浮上。この日のベストスコア64をマークした賞金ランク2位の谷原秀人(37)=国際スポーツ振興協会=とツアー未勝利の稲森佑貴(22)=グリーンゴルフ練習場=も、8アンダーに伸ばして首位に並んだ。今平周吾(24)=レオパレスリゾートグアム=が4打差の4位。

 初の賞金王を狙う池田勇が、ライバルの谷原との最終組対決を「いいんじゃない。俺も見てみたい」と歓迎した。決勝ラウンドでの両雄の同組対決は、最終組で争った先月のトップ杯東海クラシック以来で通算11回目。過去10回は4勝4敗2分けと互角だ。

 初日はドライバーが不調だったが「力を入れるときと抜くときの感じ」を修正。2番では残り101ヤードの第2打をベタピンに寄せるなど「フェアウェーから第2打を打てているから、ピンに絡む」とバーディーチャンスを量産した。

 8月に専属キャディーだった福田央さん(41)とのコンビを解消。今週も当初は女性のハウスキャディーがついていたが、「ド緊張で、会話がゼロだった。よっぽど俺のことが怖かったみたい」と苦笑い。開幕前日に男性キャディーに変更し「会話もしっかりある」と笑わせ、「気楽にいいゴルフができるのが一番」と賞金王につながる今季3勝目を見据えた。(勝田 成紀)

最新のカテゴリー記事