田村尚之がシニア初優勝!49歳でプロテスト合格の52歳が歓喜「プロになって良かった」


シニア初優勝した田村尚之

シニア初優勝した田村尚之

 ◆男子プロゴルフシニアツアー 富士フイルムシニア選手権 最終日(5日、千葉・ザ・カントリークラブ・ジャパン、7022ヤード=パー72)

 68選手が参加して行われ、7位で出た田村尚之(52)=ダイクレ=が68で回り、通算6アンダーでシニア初優勝を挙げた。

 首位で出た賞金ランクトップ独走のプラヤド・マークセン(50)=タイ=はスコアを3つ落として1打差の2位。今季5勝目を逃したが、初の賞金王を決めた。

 秋葉真一(51)=関文グループ=が同じく2位。3打差の4位に水巻善典(58)=鳴尾GC=、羽川豊(58)=フリー=、スティーブン・コンラン(50)=豪州=が続いた。山本善隆(65)=城陽CC=、崎山武志(53)=アビバHD=、真板潔(56)=フリー=らは2アンダーの7位。

 2位で出た加瀬秀樹(56)=アイテック=、芹澤信雄(56)=TSIグルーヴアンドスポーツ=、清水洋一(53)=フリー=が1アンダーの11位。賞金ランク3位で14年大会王者・室田淳(61)=長寿の里=、久保勝美(54)=高根CC=はイーブンパーの14位で終えた。

 13年全米プロシニア王者・井戸木鴻樹(55)=小野東洋GC=、三好隆(65)=タニヤゴルフ=、鈴木亨(50)=ミズノ=らは2オーバーの21位。56位で出た尾崎直道(60)=フリー=は、牧野裕(60)=新昭和=と並ぶ4オーバーの26位に浮上。昨年大会覇者の渡辺司(59)=セガサミーHD=、倉本昌弘・日本プロゴルフ協会会長(61)=フリー=は9オーバーの50位に終わった。

 中嶋常幸(62)=トミーカンパニー=は11オーバーの57位。大会ホストで日本ゴルフツアー機構会長の青木功(74)=フリー=は22オーバーの67位となった

 初優勝の田村は、49歳でプロテストに合格した異色の経歴を持つ52歳。シニアツアー初優勝に「プレーオフだなと思ってましたね。今回は優勝争いとか夢にも思ってなくて、とにかく完走が目標と言っていたので。先々週に肋骨がこんなこと(肋軟骨骨折)になって、今年も無理かなと思ってここに乗り込んできた。(優勝の味は)正直、実感がない。本当に嬉しいですよ。プロになって良かったし、シニアでプロになって良かった」と声を弾ませていた。

 ◆2位・マークセン(優勝は逃したが、初のシニアツアー賞金王に)「初めての年で賞金王になれたのでうれしいです。(来年はレギュラーとシニア、どっちを主戦に?)どっちも同じくらい大切なので、時間があるときはできるだけ出たい」

 ◆67位・青木(JGTO会長はホスト大会を振り返って)「楽しかったけど、散々な日になっちゃったね。しばらくゴルフやってなかったから、ギャラリーの人たちもどんなゴルフするのか気になってたと思うけど、そこで良い事しようなんて思うからいけないのかな。何をやってんだかさっぱりわからなかったね。散歩じゃないけど、たくさんトレーニングしないとダメだね。でも、年齢相応のゴルフやってるってのを見せられたから良いかなと思う」

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