茂木宏美、14年連続14度目の賞金シードへ大きく前進


最終18番でバーディーを決め、キャディーとグータッチする茂木宏美(右)

最終18番でバーディーを決め、キャディーとグータッチする茂木宏美(右)

 ◆女子プロゴルフツアー大王製紙エリエールレディス 第2日(18日、愛媛・エリエールGC、6474ヤード=パー72)

 2013年賞金女王の森田理香子(26)=リコー=が5バーディー、2ボギーの69で回ったが、通算1アンダーの60位で予選落ち。8年連続の賞金シード入りは、条件だった優勝を逃したことで不可能になった。元女王が出場義務試合数を満たしてシード落ちするのはツアー史上5人目。来季の出場権を懸けて、最終予選会(29日~12月2日、千葉・東急セブンハンドレッドクラブ東C)に臨む。台湾のテレサ・ルー(29)=太陽生命=が、大会コース記録を1打更新する62で、15アンダーの単独首位に浮上した。

 賞金ランク50位の茂木宏美(39)=アース製薬=が5バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの70で回り、通算4アンダーの33位で予選を通過。14年連続14度目の賞金シード確保に向け、大きく前進した。

 15番までは予選通過圏外の1アンダー。終盤3ホールで今季唯一のママさんシード選手の意地を見せた。16番と17番は2メートル半、18番は2メートルを沈めて3連続バーディー。風邪で大会前日は静養し「いろいろ考えてしまい苦しかったけど、こういう経験も含めてゴルフ」と目尻を下げた。

 前週までの今季獲得賞金は1969万449円。今大会最低でも賞金38万円以上の上乗せが確実だ。試合数の増加もあり、賞金50位としては過去最高額。ボーダーラインは初めて2000万円を超える。「心技体が整っていないと、この舞台では戦えない」。通算6勝のベテランは年々、激化する競争を分析した。

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