元サッカー日本代表の中田英寿氏と女子プロゴルファーの渡辺彩香(23)=大東建託=が契約メーカーの計らいで初対面、宮古島のゴルフコースでラウンドした。
中田氏のファンだという渡辺は中田氏がドライバーを使わずにラウンドしたことにビックリ。「私はドライバーが一番得意なだけに、ドライバーを使わないなんて信じられません。ドライバーは気持ちいいですよ。ドライバーのドキドキ感は快感です」と中田氏にドライバーショットの魅力をアピール。しかし中田氏は「サッカーでもゴールを決めるよりスルーパスの方が好きなように、ドライバーよりアイアンが好きなんです。もっとアイアンショットを追求していきます」と今後もドライバーを使わないことを改めて宣言していた。
中田氏に目標を聞かれ「東京五輪の代表になって金メダルを取ること」と明かした渡辺。「僕が海外に行ったのは21歳の時。そしてオリンピックもW杯も経験しました。その時から先の目標を見据えるというよりは、毎週の試合をどうしていくのかということを大事にしてきました。今も当時もですが、『自分の理想にどれだけ近づけるか』ということが自分の目標ですね。」との金言をもらっていた。
中田氏は「女性アスリートと話をする機会はあまり多くありませんでした。実際に渡辺プロにお会いして優しそうで素直だと感じましたが、それよりも頑固だなと(笑)。ドライバーへのこだわり、日本代表への思いもそう感じました。こういう人が強くなり世界で戦えるようになるのだと思います。ドライバーを使うことへの憧れはありますが、僕は使いません」とポリシーを曲げることはなかった。