谷原、マスターズ切符へ海外行脚!世界ランク50位以内へ最大7か国8戦


 男子プロゴルフで世界ランク55位の谷原秀人(38)=国際スポーツ振興協会=が4日、今年初戦となる米ツアーのソニーオープンに向けて成田空港から出発。今季の目標を「4つの海外メジャーに出たい」と、メジャー初戦のマスターズ(米ジョージア州オーガスタナショナルGC)出場権獲得へ、最大で7か国8試合の海外遠征に全力を尽くす。

 マスターズ切符は3月27日の世界ランク50位以内が条件。ランクを上げるため「3月まではなるべく多くの海外の試合に出たい。2月も推薦で出れないか3試合お願いしています。最後の最後まであきらめずにやりたい」。昨年は自己最多の3勝を挙げて賞金ランク2位へ躍進。世界ランクを自己最高位まで上げ、多忙なオフもジム通いは継続してきた。

 今季はプロ17年目で自己最多の出場数が見込まれ、移動も含めハードな日程となるが「去年も初めて海外メジャー3つ出たけど、そんなにキツくなかったので」と意に介さない。年末年始には広島・尾道市の実家へ3日間帰省。12歳でゴルフに導いてくれ、昨年2月に亡くなった父・直人さん(享年67)の仏壇の前で手を合わせ、夢舞台への返り咲きを誓った。(榎本 友一)

 ◆マスターズへの道 出場資格は「歴代優勝者」など19項目に加え「特別招待枠」がある。日本男子では松山英樹(24)=LEXUS=と池田勇太(31)=フリー=の出場が決定。残る切符は〈1〉マスターズ前週までの米ツアー優勝者〈2〉3月27日時点の世界ランク50位以内。米ツアーを主戦場とする同95位の石川遼(25)=カシオ=、同271位の岩田寛(35)=フリー=も米ツアーで初優勝や上位に入り続ければチャンスはある。

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