◆米女子プロゴルフツアー ISPSハンダ女子オーストラリア・オープン第3日(18日、豪州・ロイヤルアデレートGC)
米ツアー2勝の野村敏京(24)=フリー=が6バーディー、2ボギーの69で回り、通算6アンダーで39位から首位と4打差の7位に浮上。日本女子の米ツアーでは岡本綾子以来2人目の大会連覇に挑む。横峯さくら(31)=エプソン=は2アンダー23位、畑岡奈紗(18)=森ビル=は米自己ワーストの79と崩れ、20位から52位へ後退。リゼット・サラス(27)=米国=が10アンダーで単独首位。
野村が強風の中でショット、パットともに抜群の安定感を見せた。海沿いのリンクスコースの“追い風”を受け、今年も優勝争いに加わった。
1番で15メートルをねじ込んでバーディー発進すると、3番で6メートルを沈めるなど6バーディーを量産。「風が吹いていたので、集中して良いスコアが出ました。風の中のプレーが大好き」と喜んだ。
米ツアー初優勝を飾った昨年大会も、2勝目を挙げた昨年4月の大会も、強風の中でスコアを伸ばした。持ち前の強い弾筋で「風に乗せていくショットメイクができる。計算ができるので楽」。第1打でフェアウェーを外したのは3度だけだった。
日米の3勝は、いずれも最終日に首位で出ての逃げ切り。「明日も風が吹くと思うので距離感、パットに集中していきたい」。日本人では87、88年の岡本綾子(サンディエゴ・イナモリクラシック)以来となる大会連覇を、初の最終日逆転でつかみ取れるか。