◆米女子プロゴルフツアー ISPSハンダ女子オーストラリア・オープン最終日(19日、豪州・ロイヤルアデレードGC)
4打差7位から連覇を狙った野村敏京(24)=フリー=は2バーディー、2ボギーの73と伸ばせず通算6アンダーの3位に終わった。71で回ったルーキーの畑岡奈紗(18)=森ビル=は30位。69をマークした張ハナ(24)=韓国=が、10アンダーで通算4勝目を挙げた。
自身初の最終日逆転Vはならなかった。野村はアイアンショットが乱れ、岡本綾子以来日本女子2人目の米ツアー連覇はならず。「難しいコンディションだったので、耐えながらチャンスが来れば入れていこうと思っていた」と悔やんだ。
強風で上位陣のスコアが伸び悩み、一時は2打差2位まで浮上したが、あと一歩及ばず。「長いパットが多くて残念ですね」とアイアンショットが不調でパーオン率56%と低迷。スコアを伸ばし、追い上げることができなかった。
とはいえ、自身の今季初戦。昨年9月以来の1ケタ順位で滑り出し「良い流れで今年もいけると思う。楽しみです」と笑った。樋口久子に次ぐ日本女子2人目の「海外メジャー制覇」を今季目標に掲げる。「飛距離とパット」と今後への課題も自覚しタイ、シンガポールでの連戦に臨む。