◆男子プロゴルフツアー 中日クラウンズ最終日(30日、愛知・名古屋GC和合C)
首位で出た地元・名古屋市在住の宮里優作(36)=フリー=が5バーディー、3ボギーの68で回り、通算13アンダーで15年11月以来の通算4勝目を挙げた。家族の見守る最終18番で劇的なバーディーパットを沈め、3打差に5人がひしめく大混戦を制した。現職の選手会長としては6人目の優勝で、ツアー史上初の選手会長賞金王への期待も膨らむ。
優作は選手会長就任後、一緒に過ごす時間の減った家族に優勝を届けた。妻・紗千恵さんは「今大会中も子供の幼稚園の送り迎えをしてくれました。(優勝での)2年シードが取れて安心しました」とほほ笑んだ。
長女・らんちゃん(8)と長男・優吾くん(4)はコース上で応援。小学3年生でスナッグゴルフをしている長女は優作が出発する際に「今日は誰が優勝するのかな」と“ゲキ”を飛ばしていたが、試合後は「今日のパパは格好良かったです。おうちでは怒ると怖いけど、お利口さんにしてると優しい」と笑った。昨秋には妻の父・小川正さん(享年69)が胃がんで死去。優作は「僕の応援団長をしてくれていた。良い報告ができます」と喜んだ。(友)