引退発表後初戦の宮里藍、初日は2アンダー「いい集中力」


17番、バーディーを奪いギャラリーの歓声に応える宮里藍

17番、バーディーを奪いギャラリーの歓声に応える宮里藍

 ◆女子プロゴルフツアー サントリーレディス第1日(8日、兵庫・六甲国際CC=6538ヤード、パー72)

 第1ラウンドが行われ、今季限りの引退を発表後、初めての試合となる宮里藍は、3バーディー、1ボギーの2アンダー70でホールアウトした。

 午後2時に集計した時点でのギャラリー数は、6696人。大観衆のほとんどが藍の組について回った。ホールアウト後、藍は「今までは頑張れという声援が多かったけど、今日は『ありがとう』と言われてうれしかった」と感謝した。

 サントリー所属で、今大会はホステスプロとして臨む。大会前日の7日の時点では「ティーグラウンドに立って、どういう気持ちになるのか」と不安があったという。「自分のゲームに集中したいけど、しっかりとサントリーで結果を残したい気持ちもある」。重圧を抱えた中で迎えた初日だった。

 ただ10番のティーグラウンドに立った時点で不安は消えていた。「何も考えてなかった。普段通りの精神状態に持っていけた。いい集中力だった」。17番で約6メートルを沈めてバーディーを奪うと、2、4番でもバーディーを奪った。

 ホールアウトした時点では、首位と3打差の13位につけた。第2日に向け「明日も落ち着いてプレーしたい。とにかく1打でも少なく回ることが目標」と気持ちを高めていた。

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