◆米男子プロゴルフツアー 海外メジャー第2戦・全米オープン最終日(18日、米ウィスコンシン州エリンヒルズ=7741ヤード、パー72)
松山英樹(25)=LEXUS=がメジャーで日本男子最高タイの2位に入った。首位と6打差の14位で出て8バーディー、2ボギーのベストスコア66で回り通算12アンダー。16アンダーで優勝したブルックス・ケプカ(27)=米国=とは4打差ながら、1980年大会の青木功(74)=現日本ゴルフツアー機構会長=に並んだ。
◆松山に聞く
―メジャーで自己最高成績を出した。
「2日間すごくいいプレーができたので、あとは良くない2日間でいいプレーをできたら、優勝のチャンスも増えるかなと思う」
―メジャー制覇に関して。
「ここまで上位に来られているし、少なからずチャンスはすごく増えている。次はもっと最終組に近いところで回って、こうやって争いたい」
―11アンダーの15番で第1打が(細く長い洋芝の)フェスキューへ。
「あそこでグリーンを狙う選択肢は、ライ的にもほぼない。刻んでパーでいければ最高かなと。それよりティーショットであそこにいったのがすごく残念」
―あの時はリーダーズボードを見ていたのか。
「そうですね。2打差でずっと来ていたので、2つ取って12(アンダー)で上がったら面白いかなと。その後、ブルックス(ケプカ)がいいプレーをしたので仕方ない」
―18番を終わった時の気持ちは。
「いいところで終われたなという感じ」
―ギャラリーがスタンディングオベーションをしていた。
「そこを見る前にJB(ホームズ)と握手していたので、あんまり見ていなかった」
優勝者と良き友達「負けないように」
―ホールアウト後は。
「クラブハウスでテレビを見ていた。ブルックスはいい友達だし、いいプレーをしていたので次の試合では負けないようにプレーしたい」
―メジャーでの優勝争いは楽しめたか。
「普通の試合もこれだけ優勝争いをすれば緊張はするし、アドレナリンも出る。普通の試合と一緒。それをうまくコントロールできるかできないかだと思う」
―今は悔しい気持ちか。
「(初日と3日目の)2日間、良くなかったので残念だったけど、2日間いいプレーができたので、それは満足している。ただ、もう少しいいプレーができたんじゃないかという気持ちは強いので、準備の段階から変えていかないといけないのかなと感じた」
ショットに好感触「雰囲気出ている」
―変えたのは、基本的なところから立て直した感じか。
「(2週前の)メモリアル(トーナメント)が終わって変えた部分があった。そこでいけるんじゃないかという思いできて。いいショットで何回か打てたし、回数が増えてきている」
―続くアイルランドオープン、全英に向けてのイメージは。
「パットはまだだけど、ショットに関してはいい感じのものがつかめそうな雰囲気は出ている。それをいかに練習で詰めて、次の試合に生かしたい。あんまり休まずに練習したいというのが今の気持ち」
―1日目は「最悪」、2日目は「最高」。きょうは。
「まあ、いいんじゃないですかね。最終日に伸ばさないといけない状況で、しっかり伸ばせて良かった」