【全米オープン】ケプカ、14番から3連続バーディーでV「信じられない」


通算16アンダーで優勝したケプカ(ロイター)

 ◆米男子プロゴルフツアー 海外メジャー第2戦・全米オープン最終日(18日、米ウィスコンシン州エリンヒルズ=7741ヤード、パー72)

 終わってみれば2位の松山らに4打差をつけた。通算2勝目をメジャー初制覇で飾ったブルックス・ケプカ(27)=米国=は大歓声を受け、力強くガッツポーズ。「まだ優勝したことが信じられない。このトロフィーに自分の名前が刻まれる。こんなに素晴らしいことはない」と喜びを爆発させた。

 松山のホールアウト時は1打差に迫られたが、14番パー5でバンカーからの第3打を2メートルにつけて伸ばすと、ここから3連続バーディーで勝負を決めた。ドライバーショットの平均飛距離は322ヤード超で今大会7位。パーオン率も4日間で86%と1位だった。

 15年には松山が2位だったフェニックス・オープンで優勝した因縁もある。16年のダンロップフェニックスで日本ツアー初参戦初優勝し、大好きな宮崎牛を副賞でゲット。来日時に伴った恋人は昨年引退したばかりの元女子サッカー選手だ。

 これで15年の全米プロ以降、7大会連続でメジャー初優勝者が誕生した。ファウラーやトーマスは同世代のライバル。「僕らはお互いの可能性を知っている。英樹を含め、メジャーをどんどん勝っていく」と初のメジャータイトルで自信を深めた。

 ◆ブルックス・ケプカ 1990年3月5日、米フロリダ州生まれ。27歳。2012年にプロ転向、当初は欧州ツアーを主戦場として14年に初優勝。翌シーズンから主に米ツアーでプレーし、15年のフェニックス・オープンで米初勝利。16年は日本ツアーのダンロップフェニックスでも優勝した。屈指の飛距離を誇るドライバーショットが武器。183センチ、84キロ。

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