小西瑞穂が4位発進!4月松山からアドバイス受けた寄せ生かした


松山からアプローチの助言を受けた小西

 ◆日本女子アマチュア選手権 第1日(20日、奈良・奈良国際GC、6573ヤード、パー72)

 松山直伝のアプローチで好発進だ。小西瑞穂(19)=東北福祉大1年=が3アンダー69で回って首位と2打差の4位と好位置につけた。4月に松山英樹から教わった寄せを生かしての好ラウンドだった。首位は5アンダーの新垣比菜(18)=カヌチャGC=。

 自信があるから、焦りはなかった。スタート直後の2、3番。小西はともにグリーン周りから1メートル以内に寄せパーを拾った。14番も寄せワンでナイスパー。4位発進に「一番大事な試合だと思っているので」と充実感をにじませた。

 4月、仙台を訪れた松山から初めてアプローチのアドバイスを受けた。「ボールとの距離が遠い。もっと左足にボールを置いた方がいい。さまざまなクラブで練習した方がいい」。習得に苦労したが、毎日3時間の猛特訓を積んだ。「最近、やっと自分のものになってきた。簡単にボギーを打たなくなった」

 前週は北海道でアマの試合に出場中だったが、松山が2位に入った全米オープンの模様はインターネットなどで逐一チェックした。「もうすごいとしか言えない…」。感動を届けてくれたことにも感謝した。

 兄の健太(23)も東北福祉大出身。兄が在学していた縁で、約4年前に1度、松山と電話で話したことがある。「ベストスコアの65を出したと報告したら『おめでとう』と言ってくださった。すごくうれしかった」と目を輝かせながら振り返った。ベストスコアの65はいまだに更新してない。再び喜びの報告をするためにも、大舞台でさらなる活躍を狙う。(高橋 宏磁)

 ◆小西 瑞穂(こにし・みずほ)1998年5月20日、広島県尾道市生まれ。19歳。父の影響で8歳からゴルフを始める。17年、東北福祉大に進学し1年生ながら関東女子大学春季Aブロック対抗戦の個人戦で優勝。ドライバーの平均飛距離は約230ヤード。得意クラブはパター。158センチ、50キロ。家族は両親と兄と姉。

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