◆米女子プロゴルフツアー アーカンソー選手権 第1日(23日・米アーカンソー州ピナクルCC)
今季限りでの引退を表明し、2か月ぶりの米ツアー復帰戦となった宮里藍(32)=サントリー=は3バーディー、4ボギーの72で回り、1オーバーの88位と出遅れた。野村敏京(24)=フリー=が68で19位、上原彩子(33)=モスバーガー=と畑岡奈紗(18)=森ビル=はともに69で36位。横峯さくら(31)=エプソン=は76と崩れ135位。63の朴城ヒョン(韓国)が単独首位。
32歳の初ラウンドはほろ苦いものとなった。12年に米ツアー通算9勝目を挙げた思い出の地。藍は「米国では対自分のプレーになる」と集中力を高めたが、約2か月ぶりとなった米国の芝に苦戦した。「(4月以降)日本でプレーしていた時間が長かったので、コースの感触をつかめていなかった」
ショットは好調でフェアウェーキープ率69・23%、パーオン率は77・77%。ところが4、5番と1メートル前後のパーパットを外してボギーとするなど、計34パットとグリーン上で苦しんだ。それでも17番は第1打を7アイアンで1メートルにつけバーディー。18番も2打目でグリーン奥のカラーまで運び、連続バーディー締めと意地を見せた。
いずれも元世界ランク1位のリディア・コ(ニュージーランド)、朴仁妃(韓国)と同じ注目組で終始、笑顔で回った。通常より1日短い3日間大会のため「スコアを伸ばしていかないといけない状況。しっかりと頑張りたい」と巻き返しを誓った。