【全英オープン】松山、通算4アンダーで5位浮上 首位スピースと7打差も「少しはチャンスある」


5位に浮上した松山(ロイター)

5位に浮上した松山(ロイター)

 ◆男子プロゴルフツアー メジャー第3戦 第146回全英オープン第3日(22日・英ロイヤルバークデールGC=7156ヤード、パー70)

 晴天の下、第3ラウンドが終わり、10位で出た松山英樹(25)=LEXUS=は5バーディー、1ボギーの66で回り、通算4アンダーの5位へ浮上した。11アンダーで単独首位をキープしたメジャー2勝のジョーダン・スピース(23)=米国=とは7打差に開いたが、不屈の闘志で日本男子悲願のメジャー初制覇に挑む。

 風の弱い晴天で前日の雨でグリーンが柔らかく、伸ばし合いとなった“ムービングデー”。松山は4番パー3で、3メートルのパーパットを外してボギーが先行。ティーグラウンドが前に出て310ヤードとなった5番パー4はドライバーでピン右下10メートルへ1オンに成功。2パットでバーディーを奪い返した。6番パー4は第2打をアイアンで左下2・5メートルにつけて伸ばし、7番パー3はアイアンで右2メートルをさして3連続バーディー。

 前半を首位と5差10位で折り返した。14番パー3で4・5メートルを沈めてバーディー。17番パー5は、6メートルを沈めて伸ばした。ホールアウト後「少しはチャンスがあると思いますし、明日の天候次第で変わってくる。すごく楽しみな一日になるかなと思う。今日のショットじゃ苦しいと思うので、修正していい一日にできれば」と話した。

 米ツアー1勝のブランデン・グレース(29)=南アフリカ=が8バーディー、ボギーなしの62をマーク。パットが絶好調で、メジャー最少ストローク記録を1打更新した。45位から通算4アンダーの5位へ急浮上し、最終日は松山との同組対決となった。松山の運命の最終ラウンドは、日本時間23日午後10時10分にティーオフする。

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