◆米・欧州女子共催 プロゴルフツアー スコットランド・オープン最終日(30日、英国・ダンドナルド・リンクス)
20位から出た宮里藍(32)=サントリー=は4バーディー、1ボギーの69で回り、通算1オーバーで今季自己最高の13位。次戦のメジャー、全英リコー女子オープン(3日開幕・英キングスバーンズゴルフリンクス)制覇へ弾みをつけた。71だった野村敏京(24)=フリー=は4オーバー23位。66と伸ばした李美香(韓国)が6アンダーで米2勝目。
藍がリンクスで4日間安定したプレーを披露した。風の弱まった最終日にショット、パットともに好調で3つ伸ばして13位に上げた。米ツアーでのトップ20入りは昨年4月のロッテ選手権以来。「自分らしいプレーができた」とほほ笑んだ。
第1打をポットバンカーに入れた3番で、4メートルのパーパットを決めるなどピンチでも我慢。4番(パー3)では7ウッドの第1打をピンそばにつけて伸ばし「4日間を通じて非常にいいゴルフができた」。
現役最後と決めて臨む今季は安定感が光る。予選落ちは13戦で1度。今大会で3パットは1度だけと課題のグリーン上も復調気配だ。3日からは同じタイプのリンクスでのメジャー。「目標は優勝。リンクスはグリーン周りの感覚が一番大事。それを前週につかめたのは大きい」と初のメジャー制覇を見据えた。