松山、最終戦ブービー発進11打差29位「もどかしい」


 ◆米男子プロゴルフツアープレーオフシリーズ最終戦 ツアー選手権第1日(21日、米ジョージア州イーストレークGC)

 世界ランク3位の松山英樹(25)=LEXUS=は3バーディー、2ボギー、3ダブルボギーの75で回り、首位と11打差の5オーバーで29位と大きく出遅れた。出場選手は30人ながら、米ツアー自己ワーストのブービー発進。現在7位につける年間王者争いでは、今大会で優勝することが逆転の絶対条件のため、いきなり絶望的となった。カイル・スタンリー(米国)が64の6アンダーで単独首位。

 松山は左右に曲がるティーショットに大苦戦した。1番からドライバーショットが右の林へ。第2打も右に出て、寄せはグリーンに届かずダボ。自己ワーストのブービー発進に「スタート前はいい感じで、いけるかと思ったのに」と意気消沈した。フェアウェーキープ率21・43%は出場選手中最下位。「(正確に)打てない自分がもどかしい」。1ラウンド3ダボの乱調に表情をこわばらせた。

 ポイント首位で迎えたプレーオフシリーズは、3試合で7位まで後退。ボーナス1000万ドル(約11億2000万円)が手に入る年間総合Vが極めて難しくなった。「見事に自信をなくしてホールアウトした。切り替えて何か見つけられれば」。ため息をつき、練習場へ直行した。

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