ブリヂストンゴルフファンフェスタ2017が7日、千葉・成田市のレークウッド総成CCで行われ、9月のメジャー、エビアン選手権限りで現役を引退した宮里藍(32)=サントリー=が約2か月半ぶりに公の場に姿を見せた。9ホールのプロアマ戦やパーティーなどに参加し、国内で姿を見せたのは6月のサントリーレディス以来となった。
日米ツアー通算24勝を挙げた元世界ランク1位は現在、地元・沖縄や都内などでのんびりした時間を過ごす。エビアン後は兄・聖志(40)とともに沖縄で回った1ラウンドのみで、ゴルフクラブを握らない日々が続く。「練習しなくていいのが一番大きな違い。練習したいな、とならないのが自分の中では良いタイミングで終われたんだなと実感しています。何もしない時間がすごく新鮮。無職を今は楽しんでいる感じです」と少しふっくらしたほおを緩めた。注目される今後の活動については「まだ何も決まっていない」という。
ゴルフ五輪競技対策本部が正式要請の方針を決めた、20年東京五輪の女子代表コーチ就任について同じブリヂストンスポーツ契約で、イベントに参加した同対策本部の倉本昌弘委員長(62)は「中途半端な話をして、余計なことを言っても仕方ないので。(報道陣の)皆さんがいるんだからしないですよ(笑い)」と、この日は具体的な話し合いはしていないことを明かした。
藍も「まだ正式なお話を頂いていない。そういう話はないですよ」と強調した。一方で、64年ぶりの母国五輪でのコーチ打診については「自分の中ではコーチとしてのスキルは全く無いので、東京五輪までの間にそれが培えるかどうかはすごく難しいと思います。でも、そういうお話を頂けるのであれば、すごく光栄だとは思いますが、そこはちょっと慎重に考えたいと思います」と言葉を選びながら話した。