ロイヤルコレクション「RC STAR☆(アールシー・スター)」ドライバーは、“やさしいロイコレ“を設計コンセプトに開発された。打ちやすさにこだわり、飛距離アップを実現した2代目モデルのセミ短尺ドライバーを9月に新発売。今回は兵庫・篠山市の同社クラブ開発室を訪ね、同モデルを徹底試打した。果たして、その“実力”は―。
◆楽に飛ぶセミ短縮ドライバー
ドライバーに匹敵する飛距離を実現したフェアウェーウッドを開発し、アマチュアのみならず、プロからも絶大な支持を受けているロイヤルコレクション。同社が“やさしく飛ばせる”をコンセプトに開発を重ね、ついに完成させたのが2代目「RC STAR☆」ドライバーだ。
ニューモデルの最大の特徴は、シャフト長を44・5インチと、セミ短尺仕様にしたこと。「日本の男子プロの平均は44・5インチ。米ツアーのトッププロらも43から44インチのドライバーを使う傾向にあります。実は、飛ばすには長さは関係ない」と、同社の小山英嗣社長が開発コンセプトを語った。
確かにシャフトが長い方が一発の飛びに優れているのは事実だが、アマチュアが毎回安定したスイングをするのは至難の業。そこで同社は、今の主流である46インチの長さに対して44・5インチのセミ短尺を採用。これにより、振りやすさを向上させ、結果としてミート率とボール初速を上げることで平均飛距離をアップさせることに成功した。
「シャローフェースにすることで球がつかまりやすくなります。また、8通りの調整を可能にしたアジャスター機能がついているから自分で弾道をフィッティングできます」と、クラブの基本的な機能説明を聞いたあと、いよいよ試打開始。まずは46インチのシャフトを装着したモデルから試す。1球目はヘッドスピード秒速38メートル前後、飛距離212ヤードを記録。そして4球終了時の平均値は206・75ヤード。球筋はスライスや引っかけなどバラつきが目立った。
次に44・5インチを試打。短いので構えたときに安心感があり、テイクバックからトップ、フォロースイングまで一気に振り抜けた。明らかに46インチよりも振り心地がいい。いきなりヘッドスピードも秒速40メートル前後にアップ。ミート率も上がり飛距離も5ヤード伸びた。4球の平均では最大で227ヤードを記録するなど、218・25ヤードと11・5ヤードプラス。弾道のバラつきも収まった。
これからはセミ短尺の時代。楽に振り抜け、曲がらずに飛ぶ「RC STAR☆」ならスコアアップ間違いなしだ。(三木勝彦)
◇RC STAR☆ドライバースペック◇
ロフト角 9.5度 10.5度
フェースアングル ストレート
体 積 430cc
長 さ 44.5インチ
シャフト 専用カーボンSTR-501D スピーダーEVO4569
フレックス S、SR、R S
キックポイント 中調子
クラブ重量 SR:約310グラム S:約314グラム
価 格 5万5000円(税別) 7万2000円(税別)
問い合わせ TEL079・595・1112