◆女子プロゴルフ 第16回グアム知事杯最終日(16日、グアム・レオパレスリゾートCC、6563ヤード、パー72)
若手の登竜門とされる大会は81人が参加して行われ、5打差16位で出た岡山絵里(21)=ニトリ=が69で回り、通算イーブンパーで並んだ劉書吟(台湾)とのプレーオフを3ホール目で制して初優勝を飾った。
昨季の日本女子ツアー賞金ランク26位で、今大会唯一の賞金シード選手の実力と貫禄を見せつけた。岡山は「(気まぐれな強風の中で)パーを取りたい気持ちでやっていたら気がついたら60台でした。風が強いので無理せず、乗せてパーを取ろうと思ってやっていた。チャンスをしっかり取れて良かった」と胸を張った。3月の国内ツアー開幕を前に、幸先のいいスタートを切り「1勝を目標に頑張ります。できるだけ早めに」と日本ツアー初優勝へ向けて大きな手応えをつかんだ。
15年大会覇者で2打差3位スタートの村田理沙(22)=レオパレスリゾートグアム=は75で、3位タイで終えた。「パットが入らない一日でした。思った通りにいかなくて」と苦笑い。大会2勝目はならずもホステスプロは「楽しくやれて良かったです」と笑顔でコースを後にした。
1月に左ひじを手術後、初戦となった藤田光里(23)=レオパレスリゾートグアム=は79と崩れ、11オーバーの30位でフィニッシュ。「手術して1か月ですし、間に合うかという不安もありました。最後まで回り切れたという自身を感じることが出来ました」と、安堵(ど)の表情を浮かべていた。