時刻は午前0:30。場所は東京国際空港つまり羽田空港。タイのスワンナプーム国際空港に向けて出発。約6時間のフライトで到着後、そのまま荷物とゴルフバッグを旅行代理店の車に積み込み、早くも向かう先は「タナシティ・ゴルフ&カントリークラブ」です。フライト中まったく眠れず、非常に眠い・・。
タナシティ・ゴルフカントリークラブは空港から車で20分ほど。0:30羽田発、約6時間のフライト、空港での入国審査、車移動があっても時差が2時間あるので7:30のスタートであれば余裕です。車からゴルフバッグをおろすとキャディーさんが付きます。すぐにバッグを持っていってしまうので、顔を覚えておかなければ。
さあ朝日が昇りきっていない状況で1番ホールです。1番ホールは左サイドが池。タイのゴルフ場は池が多いと聞いていましたが、当たり前のように最初から池の登場です。キャディーさんにいいところをみせようと張り切ってドライバーを振るも、案の定いきなりのチョロ・・。ボールは池に吸い込まれていきました。キャディーさんのあきれ顔で背筋が寒い。
景色がとてもきれいなのが7番ホール。このくらいの時間になってくるとだいぶ日も出てきてタイらしくなってきます。7番ホールはティー手前から左サイドがすべて池になっているロングホール。池越えのティーショットになり、なおかつ左に打ってはいけない。グリーンも左サイド目にあり、ナイスショットをしても池ポチャになってしまうホールです。もちろん私はポチャりましたよ、ハイ。
休憩をはさまずプレーはスルーで進みます。やってきました池に囲まれたショートホール13番。このホールはドロップエリアも池越えになるのではまってしまうと大叩きが出てしまう。大き目に打ってなんとか池越え。ただグリーン奥のバンカーにつかまる。ピンそばを狙いたいがピン奥の池まで飛ばしてしまうのが怖い。どうしてもコンサバティブなスイングになってしまいます。ビビりすぎてボギー。
最後の18番。しつこいくらいですがティーショットも池越え、グリーンへのアプローチも池越え、右サイドが完全に池になっているホールです。とにかく刻み気味で確実にいなかきゃいけないんですけどね。やっぱり人間の欲と根拠のない期待が出てしまうわけです。セカンドを5Wで打ってしまい、ボールは右へと曲がっていく・・。これはまた池かと思いきや、運よく1メートル手前で止まっていました。
そんなこんなで初日お疲れ様。明日の二日目に向かって、タイ料理&マッサージです。
二日目に訪れたのは「スワン・ゴルフ&カントリークラブ」こちらはバンコクの中心地から車で1時間ほど進んだところにあります。この日はINの10番からのスタートです。
10番は直線的なホール。朝イチのホールとしては非常にうれしい。しかもピンまで真っすぐ。ただ朝日が目の前で上がっているので非常にまぶしい。まぶしくてティーショットのボールがどこにいったかがわからない、ゴルフあるある的なホールです。
あれ、今日のコースは池がないのかな?と思いきや、11番ホールはがっつりの池、というか川。右サイドを流れている川がコースの左サイドに流れていき、グリーン前でもう一度右に流れていきます。そして私はコース設計者の思わく通り、ティーショットで池、セカンドで池に入れてしまうわけですね。設計者の方、どなたか存じ上げませんが、あなたの狙いは当たりました。
タイのゴルフ場はほとんどどのホールも池池池。そんな池にぐるりと囲まれたショートホールが16番ホール。傾斜は平たん、コースは真っすぐなのですが、ショールホールなのでそれは関係がない。とにかくティーショットが曲がらないか、短すぎないか、長すぎないか、それだけが問題だ。ちょっと何があったか覚えていませんが、私のスコアカードには「8」と記されています。おそらく池でしょう・・。
OUTの9番の最終ホール。ああこれでタイのゴルフも終わりかと感傷に浸っている私にさらなる洗礼。INの11番ホールとは逆パターンで、左→右→左に川が流れていきます。昨日と今日の反省を活かし、ここは刻んでいこう、いや最後だし思いっきり打とう。自分の中でふたつの感情が戦います。ええい、思いっきり狙ってしまえ・・ポチャ。やっぱりねぇ。
―――タイのゴルフはとにかく池が多い。結局15個くらいボールを失ってしまいました。日本に帰ったらまず最初にボールを買いに行かねば・・。ただ気候は暖かいし、景色はきれいだし、芝もきれいだし、キャディーさんも(いい人にあたれば)励ましてくれるので最高です。なにより「日本の喧騒から離れている」という開放感がいい!
ぜひ皆さんもタイでゴルフを満喫してみてくださいね。GOLF報知スタッフI氏でした。